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Trouble in Airbus A380 at Le Bourget

6月20日から開催された第49回パリ・エアショー
明るめのニュースが伝わって来てましたが、一方で、こんな記事も。
 エアバスA380、「代役」立ててデモ飛行 パリ国際航空ショー 写真4枚 国際ニュース : AFPBB News:

開催を前にエアバス A380のデモフライト用機体が建物と接触事故を起こし、
一時は、デモフライト中止がアナウンスされたものの、
会期中は代わって大韓航空向けの機体を使ったそう。

ニュースでは事故の様子は分かりませんでしたが、
事故現場の写真を見ることができました。


A380は世界最大の旅客機で、空港によっては新たな設備で対応する必要があるほど。
4月11日にはケネディ国際空港でボンバルディアのコミュータジェット機CRJ-700との
接触事故も発生しています。

 エールフランス超大型機が小型機と接触、けが人なし-NY国際空港(1
New York Airport Jet Clips Smaller Plane's Tail at JFK Monday Night

運用構想からすれば、今回の事故の組み合わせA380と小型機は、
A380が就航するどの空港でも増えるので、
地上での機体運用での対策が興味有るところです。

一方、今回のデモ機事故。
A380の展示飛行は、短距離で離陸、急角度で上昇して
低空を急旋回するという旅客機らしからぬ曲技飛行的なもの。
2007年に実際に目にしましたが、
巨大な機体が大きく翼を広げて見せ舞う様は、優雅さを感じる迫力で見応えがありました。

そのインパクト故でしょう、
ボーイングからは「大型機を低空で急旋回させるなど、危険きわまりない。
無用のリスクをおかして、ショーの観客に万一のことがあったらどうするつもりか」
と言う批判の声も出ていたそうです。

確かに、日本ではまずあり得ない“危険な”飛行ですが、それはさてきおき、
あの高機動振りは、おそらく何も積んでない身軽な状態の機体なんだろうなとは思っていました。
ところが今回は、はからずもデモ用機体ではなく、
航空会社への引き渡し済み予定の機体を使う事になった訳です。
さて、デモの内容がどう変わったか…Airbus提供の動画などを見てみました。
多少、大人しくなった様な気がはするものの、飛行の印象は変わっていないようです。

ひょっとして、災い転じて福となるのか?
これもまた興味有るところです。

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